シャンプー時の抜け毛が不安…もしかしたら洗い方が間違っているのかも?

髪の傷み・枝毛・切れ毛

年齢とともに髪の毛の悩みは増える方が多いですが、抜け毛が増えて髪の毛が薄くなる恐怖を感じたことはありませんか?シャンプーしている時やブラッシングをしている時に抜けていく髪の毛…。

ブラシや排水溝にたくさんの毛が残っているとビックリすると思いますが、多くの場合、ものすごく抜けているように感じる場合でも抜け毛の数は正常の範囲内です。ただ、それを気にし過ぎるとかえってストレスが溜まって、抜け毛が進行する原因になってしまって抜け毛がますます増えるという悪循環に陥りかねません。

今回は、抜け毛に対するヘアケア方法や「このままだと不安…」という深刻な場合の対処法などをご紹介いたします。

恐怖!シャンプーの時に抜ける髪に不安しかない…

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シャンプー後、排水溝口に溜まっている毛束の量を見てびっくりしたことがありますか?一度気になり出すと、朝起きた時の枕カバーの上にも毛が落ちている…ブラシに絡みついた抜け毛が…とどんどん抜け毛が目に留まるようになります。でも、あまり心配しすぎないでください。人は一日に40〜70本と言われ、個人差も時期によっても変化があります。100本以上抜けると「抜け毛が多いかな」という感じです。

シャンプーすると毛が抜けたように感じるのはなぜでしょうか?一日に抜ける髪の量は40〜70本とお伝えしましたが、その内の約60%や洗髪時に抜けます。それが排水溝口に集まるので、たくさん抜けているように感じてしまいます。ロングヘアの方は髪が長い分、ゴソっと抜けているように感じるでしょう。

毛周期(ヘアサイクル)と抜け毛の関係

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ここからは毛髪の成長のサイクル「毛周期(ヘアサイクル)」について解説します。

一本一本の毛髪には寿命があり、一定期間伸び続けると伸びるのを停止し、時間が経つと抜け落ちます。そして同時に、同じ毛穴から新しい毛が古い毛を押し出すように生えてきます。それぞれの期間を「成長期〜退行期〜休止期〜成長期」と呼び周期を持って成長します。これを毛周期といいます。

成長期は、毛根が活発に分裂し毛が伸びていく期間で、毛は28日に約1cmの速度で成長し、頭髪の場合2〜7年間続きます(さらに長い場合もあります)。退行期は、毛根が死んでいく期間で、これは2〜3週間続きます。残念ながら成長期から休止期に移る詳細はまだ分かっていません。これが解明されれば究極の育毛剤が開発されることでしょう。休止期は、毛根が活動を止めた状態で、あとは抜けるのを待っているだけです。これは約3か月続きます。

身体は健康で頭皮も正常なのに抜け毛が増える時期があります。それは季節の代わり目や月の日などホルモンバランスが変わる時です。このような場合、一時的に抜け毛が増える場合がありますが、時期が過ぎてホルモンバランスが正常となり安定すれば元に戻ります。

「毛周期(ヘアサイクル)」の最終は脱毛です。ですので、通常の状態でも毛が抜けるのは当然のこと。毛が抜けたからと言ってすぐに悩まなくても大丈夫です。

ヤバい抜け毛の判断方法

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ただ、どうしても抜け毛が気になるという方は、抜けた髪の毛の毛根部分をチェックしてみてください。肉眼では見えないのでマイクロスコープが必要になります。

[A]…正常な毛根
毛根がぷっくり丸く膨らんでおり、白っぽくなっている毛は正常な抜け毛です。ここには時々半透明なゼリー状の物質が着いている場合がありますが、毛根鞘と呼ばれる毛髪を頭皮に接着する糊のようなもので心配はありません。

[B]
毛根がぷっくり丸く膨らんでおり、黒い毛は正常に成長していた毛で、外からの力で抜けてしまった毛と思われます。もし毛根の周りに白黄色のかたまりや、不均一にベタつく付着物がある場合は危険な状態です。皮脂由来で、炎症などの頭皮トラブルが起こっている可能性があります。

[C]
毛根が細いのは成長途中に細胞分裂が止まった抜け毛と言われています。男性型脱毛症(AGA)やびまん性脱毛症(FPHL)でみられる抜け毛です。

[D]
毛根の先がヒゲ状になっているのは栄養不足で成長中に抜けてしまった毛です。栄養不足やホルモンバランスの乱れが体内で起きている可能性があります。ストレスでの抜け毛もこのパターンです。

[E & F]
毛根がない、毛根の形がいびつな場合は毛根が免疫細胞の攻撃で壊されて抜けた毛の可能性が高いです。円形脱毛症でよくみられる抜け毛です。[F]の抜け毛は切れ毛ということもあります。

これら以外にも、細い柔らかい髪が抜けるよになったなと感じた時も注意してください。主に加齢のせいですが、栄養不足やストレスの可能性もあります。

シャンプーは髪ではなく頭皮を洗う

抜け毛が増えたような気がする時、血行不良による毛根の栄養不足、炎症の始まりが原因の場合はシャンプーでケアすることもできます。シャンプーをする時に気をつけてもらいたいのが、毛髪に泡をつけてゴシゴシ洗うのではなく、頭皮を洗う・頭皮をマッサージするようにシャンプーすること。

ゴシゴシ洗った方が汚れが落ちているような気がしますが、実はそんなことはありません。スタイリング剤などがしっかり付いている場合は別ですが、日常生活で付着した汚れやホコリ程度であれば、しっかり泡立てたシャンプーの泡の力で髪表面の汚れは落とせます。

頭皮の脂が気になる…という方も、健康状態が良好で頭皮トラブルも特にない場合はそれほど神経質になる必要はありません。適切な量の健康な皮脂は自前の最高の保湿剤ですので、むしろ無理に取り除こうとするのはやめましょう。

それよりも頭皮をマッサージするように洗えば、頭皮の緊張が解け、血流量は増えて栄養供給も改善します。また、揉みだすようにすれば毛穴に溜まった炎症の原因となる皮脂などを除去できます。これらは抜け毛予防ケアに重要なポイントです。

絶対に髪が薄くなった…と思うなら病院へ

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日常生活を送る中で、ストレスや栄養不足、寝不足などの内的要因や紫外線などの外的要因が避けられず、抜け毛が起こるのは当たり前。でも、できる限り要因を避けることを意識するだけで髪の状態は良くなっていきます。

どう見ても髪が薄くなった、気づいたら円形脱毛していたなんて場合は、AGAや円形脱毛症などの病的脱毛、内臓疾患等が疑われる場合があるので、病院に行ってみることをお勧めします。

【監修:毛髪診断士 高橋果内子】

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