【NGケア】つや髪になりたかったらそのケア方法は今すぐやめて!

髪のパサつき

「ヘアケアを欠かさないのに、髪が一向にきれいにならない…」こんなお悩みをお持ちではありませんか?そんな方の中には髪に良かれと思っていたケア方法が実は勘違いで、知らないうちに髪にダメージを与えているのかもしれません。

今回はバスタイム・ドライヤー・スタイリング、3つのシチュエーションに分けてやってしまいがちなNGケアをまとめました。「髪質を変えたい!」「毎日のヘアケアが合っているか気になる」という方必見です。

髪質はどんどん変化する

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「ストレートだったのに最近クセ毛になった」「髪が細くなった気がする」など、髪質が変化したという声はよく聞きますよね。子どもの髪と大人の髪を見比べても分かるように、年齢を重ねると髪質が変わる可能性が高いです。

血行不良で十分な栄養が行きわたらなくなり、健康な髪を作る機能が徐々に衰えてきてしまった結果、髪質が変化。体が老化するように、髪もゆっくりと老化します。また、紫外線やストレス、生活習慣など日々生活する中で髪にダメージが蓄積されている場合も考えられます。

加齢が原因の髪質の変化を完全に防ぐことは難しいですが、日々髪を労りケアすることで緩やかにすることは可能です。逆を言えば、普段のヘアケアを間違えると髪質の変化を加速させる要因になってしまいますので、今回ご紹介する方法をやってしまっていないか、改めてチェックしてみましょう!

NGケア方法 〜バスタイム編〜

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バスルームでは髪を清潔に保つシャンプーや、髪への栄養補給であるトリートメントなど時間をかけて髪を労わっている方も多いかもしれませんが、髪が濡れている状態は髪自体が無防備になっている状態でもあります。バスルームでやってしまいがちなNGケアを見ていきましょう。

● 髪をゴシゴシ洗う

毛穴汚れをしっかり落としたいのは分かりますが、頭皮の環境を考えると力いっぱい髪を洗うのはNG。傷ついた頭皮が炎症を起こし、髪の乾燥にもつながります。しっかり泡立てたシャンプーで指の腹を使い頭皮を優しく洗いましょう。汚れを落とすという意味ではシャンプー前のブラッシングが効果があるのでぜひ試してみてください。

お湯の温度が40℃以上

冬場などはついつい熱いお湯で髪を洗いたくなってしまいますが、これもNGです。温度が高いと必要な皮脂まで洗い流してしまい、髪が乾燥する原因に。適温は37~39℃。洗顔の時よりちょっと温かいなと感じるくらいの温度が理想です。

シャンプーのすすぎが甘い

シャンプーのすすぎ残しは頭皮にとって大敵。頭皮に残った成分が汚れとなって毛穴に詰まり、髪の成長を妨げます。トリートメントの効果も薄くなってしまうので、シャンプー後のすすぎは念入りに行いましょう。

トリートメントの量が多い

早く綺麗な髪になりたいからと言ってトリートメントを余分に塗布するのはNG。量を増やしても早く改善したり栄養が多く行きわたることはありません。髪の毛に浸透しきれなかった成分が頭皮に残り、毛穴や頭皮トラブルにつながります。製品ボトルに書かれている適量を守って使いましょう。

トリートメントを髪全体につけている

トリートメントをつける場所にもNGポイントが隠れています。そもそも根元は生えてきたばかりの健康な髪である場合が多いので、栄養は不要。つけるのはダメージの進んでいる毛先中心が正解。さらに、根元にトリートメントが残ってしまうとペタッとした髪になりやすくなります。トリートメントのつける量と場所には十分気をつけましょう。

髪質に合わない商品を使っている

ダメージが少ない髪にハイダメージ用を使うと髪質が悪くなることもあると言われています。髪のゴワゴワに悩まされている方は、洗浄力の強い高級アルコール系成分の含まれていないシャンプーを選びましょう。髪のダメージが気になる方は、刺激の強いラウリル硫酸ナトリウム系のシャンプーはNGです。いろいろ試したのに一向に改善されないという方は、シャンプーやトリートメントを変えてみてください。

NGケア方法 〜ドライヤー編〜

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お風呂から出たら、次はドライヤー。髪に熱を当てるドライヤーはやり方を間違えると即ダメージになるので注意が必要です。

濡れたまま放置・自然乾燥

髪にダメージを与えないようにドライヤーを使わず放置、そのまま自然乾燥をする方もいるかもしれません。実はこれもNG。濡れている髪は一番デリケートな状態。放置すればするほど雑菌が繁殖し、頭皮のコンデイションも悪くなってしまいます。熱風はダメージするイメージがあるかもしれませんが、ドライヤーを正しく使えばキューティクルが整って髪のツヤが出やすくなります。

長時間のドライヤー

髪をしっかり乾かすために必要以上にドライヤーの風を長い時間あてるのもNGです。高温になった髪はタンパク質の変性が起き、ゴワつきやパサつきの原因になります。美容師はドライヤーを振って熱を分散させつつ、手で温度を確認して熱くなったら外せるように調整しています。難しければ、温風と冷風を切り替えるだけでも十分効果的です。

最近のドライヤーは高性能の商品が増え、自動で温冷を切り替えてくれるドライヤーも販売されています。

毛先から乾かす

髪を乾かす順番も大切です。毛先を先に乾かすと全体が乾く頃には熱が当たりすぎの状態に。髪のパサつきの原因にもなるので、ぜひ髪は根元から毛先に向かって乾かしましょう。根元の水分を毛先に送るイメージです。根元を立ち上げるように乾かさないと髪がペタンとなってしまう原因にもなるので、ぜひ意識してみてください。

髪質にあっていないアウトバストリートメント

お風呂から出た後、洗い流さないトリートメントを使っている方も多いのではないでしょうか。アウトバストリートメントにも髪質に合う合わないがあるのです。髪が柔らかい場合はミルク系かバター系、髪が硬い場合はオイル系が相性がよいと言われています。

NGケア方法 〜スタイリング編〜

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髪はおしゃれだけでなく、身だしなみとしても清潔感や好印象を与える大切な要素。毎朝のスタイリングに力を入れている人も多いと思いますが、スタイリングをする時にもNGケアは隠れています。

無理にブラッシングする

絡まっている髪にそのままクシでとかすのはNG。無理に引っ張ると髪に物理的なダメージを与え、切れ毛や枝毛の原因となってしまいます。先に絡まりを手で解いてからブラッシングしましょう。

ヘアアイロンが180℃以上

ヘアアイロンをする際に、形を出しやすくするあまり高温にするのもNGです。180℃以上の熱は髪のタンパク質を硬化させ、柔らかさがなくなってしまいます。一度硬化した髪は元に戻りにくいとされていますので、150〜160℃程度に設定しましょう。

ヘアアイロンを何度もあてる

ヘアアイロンの設定が低いからと言って何度もあてては髪のダメージになってしまいます。理想は一度のスライドで終わること。少ない回数の方が髪への負担は軽減します。また、神は毛先に行くほどダメージしていることが多いので、毛先に行くほど温度と回数には気を配りましょう。そうすることでダメージを最小限にできます。

スタイリング剤を多く使う

スタイリング剤を多く使ったからと言って効果はさほど変わりません。ワックスやスプレーをし過ぎたことによって空気中のほこりや汚れを引き付け、頭皮の環境悪化につながってしまいます。また、髪に多くのスタイリング剤が付いているとシャンプーで落とし切れず頭皮に残ってしまうことがあり、これも頭皮の環境悪化の原因です。

NGケアを避けて、美しい髪をキープして!

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今回はバスタイム・ドライヤー・スタイリング、3つのシチュエーションに分けてNGヘアケアをご紹介しました。髪のためを思って始めたヘアケアが実はダメージにつながっているなんて、こんな悲しいことはありません。たった1つのNGヘアケアを変えただけで今までの悩みから解放されて美しい髪を保つことができるかもしれませんよ。今の髪質に合った適切なケアで、年齢を感じさせない若々しいつや髪をキープしましょう。

【監修:毛髪診断士 高橋果内子】

【Writer:Nakamura】

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