【髪の薄さに悩むアラフォー女性必見】育毛剤・発毛剤の正しい付け方と効果的な使い方とは?
育毛剤・発毛剤と聞くと「男性が使うもの」「毛髪の減少が気になる人や髪が細くなってきた年齢層の高い方が使うもの」というイメージを持っている人も多いと思いますが、最近では女性向け・薄毛予防のための商品も増えています。
年齢の若い人や髪の毛が豊かな人は育毛剤や発毛剤とは無縁だと思っているかもしれませんが、35歳くらいから頭皮環境に変化が起こると言われています。
今回は「今は特に心配していないけど…」と思っている方にも知っておいてもらいたい育毛剤・発毛剤にまつわる情報をお届けします。
そもそも「育毛剤」「発毛剤」って何?
「育毛剤」「発毛剤」という言葉は聞いたことがあると思いますが、それぞれの違いについてはご存知でしょうか?薄毛や抜け毛を改善するという点では同じ目的で使用される育毛剤・発毛剤ですが、それぞれ含まれている成分には違いがあるため、どんな違いがあるのかを理解しておくことが選ぶ時のポイントになります。
また、は育毛剤は【医薬部外品】、発毛剤は【医薬品】に分類されます。
【医薬部外品】の育毛剤には有効な成分が入っていないというわけではありませんが、医薬品と比べると濃度が薄く効果が穏やかです。医薬品の発毛剤に比べて副作用が少ないため、医師の処方がなくても薬局などで購入することが可能です。
ですので、手に取りやすいのがメリット。病院に行って処方してもらうというのはなかなか敷居が高いですので、まずは手軽に買える育毛剤を試してみるのもよいですね。
育毛剤に含まれている有効成分の特徴
育毛剤は【医薬部外品】に分類され、症状の進行防止や衛生目的として使われるもの。メカニズムとしては薄毛の原因物質の生成を防いで、現在髪が生えている頭皮を清潔に保つことで、これ以上の抜け毛を防ぐへの対策に効果があります。育毛剤に含まれる成分の効果としては、頭皮環境を清潔に保ったり髪の毛の発毛を促し抜け毛を防ぐという程度に限られています。
育毛剤は残っている毛髪を育てて頭皮のコンディションを安定させるため、「今生えている髪が抜けるのを抑えたい」「太くしっかりとしたハリやコシのある髪を育てたい」など、毛髪のボリューム低下、毛髪の太さや強さが弱いということが気になる方は育毛剤がおすすめです。
発毛剤に含まれている有効成分の特徴
発毛剤は育毛剤とは異なり、医薬部外品ではなく【医薬品】にあたります。予防的なものではなく症状の治療を目的とした薬のことです。発毛作用がある成分(ミノキシジル・デュタステリド・フィナステリド・プロペシアなど)が配合されており、使用することで薄毛・抜け毛を治療することができ、医師に処方されるものです。
発毛剤は効果が強い半面、人体への副作用が強く出やすいというデメリットがありため、使用したい場合は必ず医師の診断を受ける必要があります。
それぞれに含まれる成分の違いがありますので、お悩みのレベルに合わせて選ぶことが必要です。
注目されている成分「ミノキシジル」
発毛剤と育毛剤とはどちらも薄毛などの対策として使用されており似たように思われますが、目的や効果が異なることをお伝えしました。
発毛剤は毛髪の毛包(毛を作り出す場所:特に毛根)を活性化させ、髪が抜け落ちた頭皮に新しい髪を生やす効果がありますので、より深い悩みをお持ちの方は育毛剤よりも発毛剤の方が良い場合もあります。
そんな中でも最近の発毛剤にはミノキシジルという成分が入っていて注目されています。実はミノキシジルは日本で髪を生えさせる成分の外用薬として認可されている成分で、男性のAGAの治療薬としても有名です。
ミノキシジルの効果が期待できますが、副作用として皮膚の炎症が起きて頭皮がかゆくなったり、かぶれ、発赤が起こる場合があります。使用例の約10%程度副作用が発症する可能性があるとも言われています。そして、ミノキシジルは降圧薬として開発された経緯があるため、高血圧がある方は注意が必要です。
使用の際はご自身の様子を観察しながら、医師とも相談しながら適切に使いましょう。
育毛剤を使うのは抵抗が…
育毛剤と発毛剤の違いが分かって買いに行っても正直どれを選べば良いのか悩んでしまう…、実際に使うのは恥ずかしい…そんな風に考える人もいるかもしれません。テレビCMなどを見ていると男性の方が薄毛や脱毛に悩んでいるイメージは強いと思いますが、実は女性でも薄毛の問題に悩んでいる人は増えています。特に年を重ねた大人女性の間では悩みが深刻化している人が多いです。
抜け毛・薄毛になると毛量が減少し髪全体がボリュームダウンして、なんだか寂しく見えてしまいます。やはり、ボリュームのある艶やかなスタイルはそれだけで若々しく華やかに見えるのです。見た目の若々しさをキープするためにも、早い段階から頭皮&毛髪のケアは重要をしていきましょう!
では、いつ頃から育毛剤を使うのが効果的なのでしょうか?実は35歳くらいから毛髪の変化が起こると言われています。できれば「髪が薄くなってきたな」と気になってからではなくもっと早い段階から育毛剤などを取り入れて、予防の意味で使う方が健やかで健康な髪を維持しやすいのです。
「買うのが恥ずかしい」と思わずに30代になったらぜひヘアケアの一環として育毛剤の使用を検討してみてください。
育毛剤・発毛剤の正しい付け方と効果的な使い方
育毛剤を使う際一番大切なことは商品ごとに正しい使い方の説明が書かれているので、その通りに使うこと。毎日使っていると途中から我流になってしまう人がいるようですが、メーカー側もきちんとリサーチして処方や使い方を提示してくれているのでメーカー側の提案通りに使うことが一番効果を発揮します。
育毛剤を使い始めたら継続して続けること。髪はすぐに生え変わるものではありませんし、成長サイクルがありますので根気よく継続していきましょう。頭皮をマッサージしてくれる効果のあるブラシを使うのもおすすめです。
また、発毛剤(医薬品)の場合は医師の指示に従って使い始め、使い終わりを決めるようにしましょう。
長く使ってもあまり効果を感じなかったら…
自分で購入できるタイプの育毛剤を使ってみたけれど、あまり効果が感じられない…。そんな時は育毛専門のヘアサロンに行ってみるのもいいでしょう。状態がもっと深刻なら医師に相談することも大切です。医師に相談して病院で薬を処方してもらうのも良いでしょう。
抜けていく髪の毛のことに悩んでいると余計にストレスがかかってしまいます。状況に応じて対応方法を検討してみてはいかがでしょうか。
【監修:毛髪診断士 高橋果内子】
【Writer:Kayo】
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