増える白髪も気にしない!毎日を美しくハツラツと過ごしたい女性へ

お悩み解決コラム

昔から『髪は女の命』と言われるほど、女性にとって髪の毛は美容ケアの中でもとても大切なパーツです。しかし「歳を重ねるごとに白髪が増えた…」とお悩みを抱えている方も多いと思います。

最近では「グレイヘア」と呼び方を変え白髪を染めずに地毛を活かすヘアスタイルも流行っていますが、老けた印象になるのを避けるために白髪を目立たなくしたいという女性にとっては白髪は数本生えているだけでもすごく気になる部分です。

「年々白髪の量が増えてきた」とお困りの方も、ご自分の好きなヘアスタイルにすることや好きな色に染めることを諦めないでください!最近は様々なヘアケアグッズやテクニックがあり白髪染めなども時代と共に進化を遂げていて、力強い味方になってくれます。

今回は「毎日鏡に映る自分の髪を見て悩みたくない…」そんな方に白髪との向き合い方をご提案します。白髪を目立たないように隠す方法や白髪を活かしたヘアスタイルをお伝えしますので、理想に合わせた方法を選んでみてくださいね。

白髪のメカニズム

そもそも、どうして加齢と共に白髪が増えてくるのでしょうか?

髪の色は実は黒ではありません。元々の色は白!髪が白くなるのではなく黒になって生えてきていた髪が黒くなる力を失って、白い状態のまま生えているのが白髪です。

髪の色が黒くなる鍵は色素細胞(メラノサイト)。髪は毛母細胞近くの毛乳頭細胞から送られてくる栄養を吸収し、細胞分裂をすることで成長します。この毛母細胞にメラニン色素が供給されることで髪が黒く見える仕組みです。メラニン色素の量によって髪が黒く見えるのか茶色っぽく見えるのかが決まります

加齢(エイジング)など何らかの原因でメラノサイトの働きが弱まり、毛母細胞に色素が渡されなくなると白髪になってしまうのです。

一般的な白髪対策はカラーリング

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白髪が気になって毎日鏡を見るたびにがっかりしたくないですよね。白髪のお悩み対策として最もポピュラーなのが白髪染めです。白髪が隠せないほど増えてくれば、やはり白髪染めに頼ることになります。鮮やかな色に染めることは難しいですが、ブラウン系については通常のファッションカラーとほぼ変わらないクオリティーで染めることが可能です。

白髪染めする際、ヘアサロンによってはファッションカラーとは違う薬剤が使われることがあります。最近は薬剤の進歩が目まぐるしく、髪へのダメージが最小限に抑えれるものを増えていますが、白髪染めの場合、染める回数が多くなるケースがあり、この場合は髪にダメージがあるかもしれません。

白い髪は黒い髪よりカラーが入りやすそうに感じますが、実は白髪染めの方が染まりにくいこともあります。色を入れるためにファッションカラーより時間がかかる場合がありますが、通常毛に比べて白髪はダメージを受けやすいので白髪染めの後、パサつきを感じやすくなる人もいます。

できるだけ髪への負担が少ない方が良いという人はリタッチという方法がおすすめ。頭頂部や生え際など白髪が生えてきている部分のみカラーリングでカバーしていくことで、これなら髪へのダメージは最小限に抑えられるでしょう。ただし、何度もリタッチしていると色ムラが出てしまうことがありますので、美容師さんと相談の上、半年に一度は髪の毛全体を染めることをおすすめします。

毎月毎月白髪を染めていたらお金がかかってしまうので、ご自宅で白髪染めにチャレンジしている方もいるかもしれませんが、市販のカラーリング薬剤は素人でもしっかり染まるように、美容師さんたちが使うプロ用の薬剤よりもやや強いと言われています。セルフの白髪染めはリスクも高いですし難しいので、白髪にお悩みの方はちょっとコストはかかりますがプロにお任せした方が結果的につや髪を手に入れることができると思います。

最近、市販のシャンプーでカラーリングの色持ちをよくするものも販売されています。そういったアイテムを上手に取り入れることでヘアサロンへ出向く頻度を調整することができると思いますので、髪の色が抜けやすいとお悩みの方は使ってみるといいかもしれません。

「白髪に気づかれたくない!」という人は…

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白髪の生え方が頭頂部全体が真っ白になっているほどではなく、黒髪と混じって数本まばらに生えてくる、全体を白髪染めするほど白髪の量が多くないという方は白髪をぼかす染め方もおすすめです。

黒髪と混じって数本生えてくる程度の白髪の量であればハイライトという染め方をオーダーしてみて!ハイライトとは全体を明るめに染めた後全体に対して少量の毛束をまばらにいくつか作り、その毛束にだけさらに明るい色でカラリング(もしくはブリーチ)します。そうすることで明るい色の部分が透明感を演出し、後から生えてくる白髪も明るい色の部分と馴染み違和感がありません。老け見えも防げるだけではなく、髪の動きが綺麗に見えておしゃれな印象になりますよ!

髪の生え際や分け目の白髪が気になる…という方は、前髪を作ったりトップの分け目の位置を変えるなどヘアスタイルを工夫することで白髪を目立たなくすることもできます。耳まわりの白髪が気になる方は髪を耳にかけないダウンスタイルがおすすめです。

「白髪を活かしたい」という人は…

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髪が徐々に白くなってきても、ご自身の大切な髪ですから隠さずに活かしていくのもいいですよね!白髪を活かすというとグレイヘアなどが想像しやすいでしょう。とは言え、白髪に悩む反面、髪全体が一気に白くなることも難しいのが現実です。髪全体が白くなるまでの間は上手に白髪とつき合う必要があります。

最近では、完全に白髪を染めずに黒髪を明るく染めることで黒髪と白髪の色の差をなじませるテクニック「白髪ぼかし」というのを取り入れるヘアサロンも増えているよう。一言で「髪を染める」と言っても白髪染め・白髪ぼかし・ハイライトなど白髪に悩む女性にとっては選択肢が増えてきているので、ご自身の白髪の生え方に合った染め方についてプロである美容師さんに一度相談してみましょう。

ストレス解消で白髪が消える?!

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ここまで白髪のメカニズムや白髪と上手につき合う方法についてお伝えしてきましたが、実は白髪の原因の一つにストレスも考えられます。

なぜストレスがかかると白髪が増えるのかと言うと、ストレスが多くなると血液中にある活性酸素が増え、活性酸素が増えると体に栄養が行き渡りにくくなり、メラノサイトにも栄養が届きづらくなります。そうなることでメラノサイトの機能が衰えてしまい白髪が増えてしまうことも。

自分に合ったストレス発散の方法を見つけることは、加齢による衰えではなくストレスなどが原因でメラノサイトの働きが休止してしまったことによる白髪には効果が期待できます。生えてしまった白髪は変えられませんが、これから白髪が生えにくくなるかもしれません。

さらに、ストレスは体を作る上で大切な睡眠の質にも影響を与える可能性があります。髪には外側からのケアだけではなく体の内側からのケアも重要なポイントです。

どんなに対策をしていても、新しい白髪は生えてくるもの。大人の女性なら白髪とも上手につき合っていけるよう、ご自身に合った対策を実践してみてくださいね!そして、毎日ハツラツと過ごしましょう。

【監修:毛髪診断士 高橋果内子】
【Writer:Nakaya】

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