ダメージヘアからつや髪素敵女子になるために守ってほしいこと
ドライヤーの熱や紫外線。生活しているだけでも髪の毛は日々ダメージを受けていますが、多くの女性にとって「ダメージヘアでもなるべくツヤ髪に見せたい!」ダメージのないツヤツヤな髪は憧れですよね。そのためには日々のお手入れは欠かせません!
今回はツヤを手に入れ、髪がダメージしにくくなる、日々のヘアケアについてご紹介します。
そもそも、どのくらいのダメージなの?
「髪にダメージがある」というキーワードやフレーズはよく耳にしますが、自分自身の髪のダメージレベルって分かりにくいですよね。
最もダメージがない、カラーもパーマもしていない毛のことをバージン毛と言いますが、バージン毛は水分も油分もあり、くし通りもなめらかです。赤ちゃんの髪の毛をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれませんが、クセ毛の子でも髪自体はサラサラとした質感だったりします。
少しダメージが蓄積された髪も、まだ髪はツヤっぽく見えます。ただ、ダメージが重なると髪に触れた時、少しずつ引っかかりやざらつきを感じ始めます。髪を伸ばしている方なら毛先に枝毛や切れ毛が見つかる場合はその部分が引っかかっているのを感じるでしょう。
また、ヘアカラーをしている方で色落ちが早くなったと感じる方、色がすぐに明るくなってしまう方はダメージレベルが高いと言われています。この状態になってくると見た目にも「少しツヤがなくなってきたかな?」と感じるようになると思います。
一度負ったダメージは、二度と直せない
サラッサラでツヤツヤの髪はみんなの憧れです。オトナ女子にとってもダメージのないツヤ髪は若々しく見える秘訣でもあります。ですが、日々の紫外線や毎日のドライヤー、オシャレや身だしなみのための定期的なパーマやカラーリング…残念ながら髪にはダメージが蓄積されています。
肌はターンオーバーをすることによって状態を良くするができますが、残念ながら、髪の毛は一度傷んでしまうともう元には戻りません。それは髪は爪と同じように肌の角層が変化してできたもの、つまり死んでしまった細胞が集まったものだからです。髪の毛は伸びている間、構造はそのままですが自己修復機能はありません。
一度ダメージを受けた髪の毛は治すことはできないので、まずは傷めないようにすることが大切。その上で傷んでしまったらより丁寧な適切なケアをすることで傷みが進行しないようにすることが大切です。
髪にダメージを与えないためにできること
ツヤのある髪に見えるために大切なことはダメージを与えないことだとお伝えしましたが、必ず守って欲しいことは乾かして寝るということです。文字で見ると「そんなの当たり前でしょ」と思いますが、正しく髪を乾かせていないケースが意外と多いです。
濡れた髪はとっても繊細。濡れたまま寝てしまうことで枕との摩擦が起きやすくなります。ですので、自然乾燥も悪くはないですがベッドに入る前に髪の根元が乾いているかを確認してから寝るようにしましょう。
乾かし方のコツは最初にクセが出やすい前髪を乾かし、その次に髪表面ではなく髪の根元にドライヤーの風が当たるように乾かすこと。髪表面から乾かすと表面がどんどん乾いてしまってしまって乾かせた気になってしまう場合があります。
毛の流れによってドライヤーを当てる向きを変えると髪のツヤが出やすい場合もあるので、自分に合った髪の乾かし方もぜひ美容師さんに聞いてみてくださいね。
つや髪のポイント“キューティクル”を守るためには…
どんな髪がツヤのある髪に見えるのかというと、髪表面のキューティクルが整っていることがポイント。キューティクルを守るためには
① 乾かす前に髪の絡みを取る
急いで髪を乾かそうと思ってすぐにドライヤーをしたりしていませんか?ドライヤーをする時、髪が絡んでいるとそれも摩擦になってしまいますので、乾かす前は目の粗いコーム(櫛)で髪の流れを整えてからドライヤーを使うようにしましょう。
② アウトバストリートメントをつけてから乾かす
シャンプーの後、髪表面を滑らかにするためにコンディショナーやトリートメント(総称してインバストリートメント)を使う人も多いと思いますが、ドライヤーの熱からキューティクルを守るために、ぜひオイルやミルクなど流さないトリートメント(総称してアウトバストリートメント)をつけるようにしましょう。
アウトバストリートメントはキューティクル同士の摩擦を防ぎ表面を保護して、熱から守ってくれます。最近は1,000円台でも優秀なアウトバストリートメントが購入できますので、ひと手間を惜しまず、キューティクルケアをしましょう。
③ キューティクルの向きに沿ってドライヤーを当てる
キューティクルは髪表面の上から下、つまり根元の部分から毛先のほうに向かって鱗状に重なっています。キューティクルの向きを意識して上から下に向かって風を当てるようにするとキューティクルの向きが揃ってツヤ感がアップします。
④ タオルドライは優しく
先ほど髪が濡れたまま寝るのはNGとお伝えしましたが、濡れた状態で摩擦が起きるとキューティクルが剥がれやすくなります。髪をタオルドライする時はタオルでゴシゴシするのではなくポンポンとタオルを頭に押さえて水気をとると良いでしょう。
毛先のダメージはタイミングを見てカット
髪を伸ばしているとどうしても気になってくるのが枝毛や切れ毛。「髪を伸ばしているので、切りたくない」と言う人も多いと思いますが、傷んだ状態を放置しておくとダメージがさらに進行したり、毛先が痛んだ髪は野暮ったく見える原因にも。
少し毛先を切るだけで髪の引っかかりも少なくなるためダメージの進行を抑えることができるし、見た目も手触りも良くなります。切ってしまうのはもったいないと感じる気持ちもわかりますが、髪は女の命。せっかく髪を伸ばすなら、美容師さんと相談して毛先を徐々に整えながら綺麗に髪を伸ばしましょう。
【監修:毛髪診断士 高橋果内子】
【Writer:Kayo】
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