ドラッグストアに行く前に知っておきたいシャンプーの選び方

髪のボリューム不足

皆さん、シャンプーはどこで購入することが多いでしょうか?行きつけのヘアサロンでという方もいるかと思いますが、多くはドラッグストアやスーパーなど身近な場所で購入しているかと思います。

「今度はどんな商品を買おうかな」と考えながら陳列されている商品を見ていると、たくさんの種類がある中から選ぶのは悩みますよね。

シャンプーは種類も多く、効果も値段もさまざま。何を基準にどう選んだらよいかとても難しいという方へ、今回はシャンプーを買う時に知っておいたら役に立つ情報をご紹介します。

シャンプーで変わる髪質

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皆さんはシャンプーを購入する際、何を重視していますか?

「今、使っているシャンプーに不満があって変えたい」「今のシャンプーも気に入っているけど、もっと良いものがあったら買ってみたい」と思って買い物に出かけても、シャンプーは商品によって手触りや質感、値段や香りもずいぶん異なります。

たくさんの商品を前にするとどう選んだらいいのか分からないってこともしばしばではないでしょうか。美容ウェブサイトのレビューを参考にしても決めきれない…という人も、ぜひご自身の髪の毛に合ったシャンプーを見つけましょう。

シャンプーの働きと成分

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そもそもシャンプーは何のために使うのでしょうか?

シャンプーは皮脂などの汚れを落とすのはもちろん、毛先に付いたワックスなどの整髪料を落とし清潔に保つ働きがあります。そしてもう一つ大切なことは頭皮と毛髪のケアすることなのです。

汚れをしっかり落としたい気持ちも分かりますが、洗浄力の強いシャンプーで洗いっぱなしのままだと、頭皮&毛髪が乾燥してしまいます。

洗っているのに保湿もしているなんて、一見真逆のことをしているように感じますが、実はこの2つのバランスがとても重要です。

頭皮トラブルが気になる人は頭皮ケアに特化したものを、毛先のダメージが気になる人は保湿力の高いシャンプーを選ぶなど、自分の髪質や悩みに合わせて選択することが大切です。

界面活性剤は悪者ではない

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シャンプーの泡立ちをよくするためにシャンプーの中には界面活性剤という成分が入っています。界面活性剤に対してあまりいいイメージを持っていない人がいるかもしれませんが、悪いことばかりではありません。

正しく知れば働きもわかり怖いものではなくなります。

界面活性剤は成分が分離してしまうのを防ぐ効果をしてくれるもので、もともと自然界にも存在しています。天然由来のものは食品添加物や化粧品などにも使用されています。

人の皮膚にもリン脂質という天然の界面活性剤があります。意外と身近なところにも界面活性剤があることが分かりますよね。

界面活性剤には多くの種類がありますが、身近なものを少しだけご紹介すると、

硫酸系・・・特徴は洗浄力があり、泡立ちがよく使用感もいいのですが、脱脂力も強いため敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要になります。

アミノ酸系・・・皮脂や肌を保湿している成分を流しにくいので、うるおいを残して汚れを落とすことができ、幅広く使われています。硫酸系と違いしっかりとした洗浄力はありませんので、皮脂が多い人が使ってしまうとベタベタした感じになってしまうので避けた方がいいでしょう。

ノンシリコンを選ぶべき?

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次は、シリコンについてです。シリコンに対しても良いイメージがない人がいるようですが、必ずしもそうとは言えません。

シリコンは簡単に説明するとコーティング剤です。そのため、シリコンが入っているとさらさらとした仕上がりになります。

シリコンの種類によって蓄積するものが存在し頭皮の毛穴に詰まるといわれていた時期がありましたが、実は明確な根拠はないことが分かってきました。

絶対悪いものではないけれどカラー剤が入りにくい、パーマがかかりにくいなどの特徴があるのは事実です。

シャンプーのラベルは要チェック

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皆さんは、シャンプーの後ろの成分表を気にしたことはありますか?パッケージの裏側にはその商品に含まれている成分がすべて記載されてますので、しっかりチェックしましょう。

羅列されている成分名は、配合量の多いものから順番に書かれてあります。まずは、界面活性剤が硫酸系なのかアミノ酸系なのかを見るとよいでしょう。日本ではアミノ酸系の規定がないので、ラベルで硫酸系を含んでないかチェックすると良いです。

自然派の人などは石鹸を使うこともあるでしょう。石鹸素地や純石鹸という種類もありますが、これらはアルカリ性です。

洗浄力がある程度あるので洗い上がりはスッキリ。ですが、脱脂力もあるため必ずしも肌にいいわけではなく、長髪の人はきしみが気になるかもしれません。石鹸系のものは、使用後クエン酸やお酢を使うことで中和してくれ、きしんだ髪を少し改善できます。

世間では悪いものだと思われている成分も、よく調べたらすべてが悪いわけではないので、正しい知識を身につけましょう。

しっとりorさらさら

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パッケージに書いてある「しっとり」「さらさら」の表記。でも私の髪にはどちらがいいの?と悩んでしまうことも。

ブランドごとに定義は異なりますが、だいたい

しっとりタイプ

うるおいがありまとまりよく仕上がり、少しだけ重たいイメージです。髪質としてはクセ毛で広がる人、ダメージのある人、ボリュームを抑えたい人、乾燥を感じる髪の人などにお勧めです。

ダメージがないのにしっとりタイプを使ってしまうと、もしかしたら少しベタついた手触りを感じることがあるかもしれません。

さらさらタイプ

軽くふんわりとしたイメージです。髪が細い人ややわらかい人、しっかりとした髪でダメージが少ない人もこちらがいいでしょう。

数ある商品の中から自分に合うものを見つけるのは大変ですが、見つかった時の喜びは大きいです。いくつか試してみて自分の髪質に合うシャンプーをぜひ見つけてくださいね。

【監修:毛髪診断士 高橋果内子】

【Writer:Kayo】

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