あなたのクセ毛、湿気や体質が理由?髪がまとまる対処法のカギは〇〇だった!
クセ毛でお悩みの方の多くは「夜しっかり髪を乾かして寝たのに朝起きたら大爆発」「湿度の高い夏や梅雨時期はせっかくお出かけ前にセットしたのに、出先でクセ毛が大暴れ…」と何をやっても髪がまとまらなくてお困りのことと思います。
「クセ毛は体質だから…」「クセがまとまらないのは湿度のせい…」と諦めている方のために、今回は髪がどうしてまとまらないのか?そんな時はどうしたらいいのか?クセ毛さんのお悩み対処法をご紹介します。
クセ毛は先天的理由だけじゃない!
「クセ毛は体質だから…」と諦めている方も多いようですが、実は、クセ毛には先天性と後天性があります。
先天性のクセ毛さん
先天性クセ毛は遺伝的要素が強く、生まれつきクセ毛だった方はこれに当たります。先天性クセ毛には
波状毛(はじょうもう):波のようなうねりがある毛
捻転毛(ねんてんもう):コイルのようにくるくる回転してる毛
縮毛(しゅくもう):チリチリした細かく縮れている毛
連珠毛(れんじゅもう):不均一な形状が連なった毛
があり、クセの種類とクセの強さによって見え方が違います。
後天性のクセ毛さん
それに対して、後天性クセ毛は年齢とともにうねりが生じる、広がりやすくなる、というタイプの方は後天性クセ毛かもしれません。
髪の毛がダメージを受けて毛髪内の水分量が均等でなくなることが原因だったり、加齢やホルモンバランス、出産やストレスによる自律神経の乱れによるもの、栄養不足などが要因によるクセ毛もあります。
後天的な理由で発生するクセ毛も意外に多いですが、後天的クセ毛さんの場合は日々のヘアケアで状態が良くなる可能性が高いです。
クセ毛さんタイプ別対処法
ここではクセ毛のタイプ別に対処法をご紹介します。
先天的なクセ毛さんの対処法
先天性クセ毛さんの場合、髪の毛に含まれるタンパク質の結合が上手く行われていないため直毛の人よりも髪の毛がたわんだ状態に。その特性から先天的クセ毛さんは頑張ってブローやアイロンをしても元々の髪が湿度に弱いため残念ながら広がってしまいます。この点においては髪のダメージ補修だけではまっすぐな毛髪を手に入れるのは難しいかもしれません。
ショートヘアの方は重さのある長めのスタイルにすることでふくらみをある程度抑えてあげることができるかもしれませんが、一番確実な方法は縮毛矯正です。最近の縮毛矯正は矯正力を調整できる、まっすぐになりすぎない方法も開発されていますので、気になる方はヘアサロンで美容師さんにいろいろと相談してみくださいね!
後天的なクセ毛さんの対処法
ダメージによる後天性クセ毛さんの場合、毛髪自体がダメージによって乾燥しているため湿気を吸収しやすい状態になり、おさまりが悪く爆発ヘアになりやすいです。紫外線や加齢などによるダメージケアのために日々のヘアケアを見直してみましょう。
また、ストレスや自律神経の乱れも原因と言われていますので、適度な運動・睡眠と良質な食事を摂ることで体の内側からもケアしていきましょう。
ついやりがちなNG行動5つ
ここからはついやってしまいがちな、ヘアケアNG行動を5つご紹介します。
① しっかり水分をふき取ろうタオルでゴシゴシ
髪が濡れていると乾くまでに時間がかかるので、なるべく早く水分をしっかり取ろうとタオルでゴシゴシ髪を拭いていませんか?髪を早く乾かすことは大事ですが、濡れた状態で髪に摩擦を与えるのは最もNGなこと。タオルドライの際はこするのではなく押さえるようにふき取るのが正解です。
② ダメージを与えないために自然乾燥
確かに熱はダメージを与えます。ですが、完全に乾いていない状態で寝てしまったりするとキューティクルにダメージが蓄積されてしまいます。キューティクルが傷んでしまうとツヤ感も失われていくため、お風呂上がりに自然乾燥しているのは良いですが。寝る前に髪が完全に乾いているかを確認しましょう。
③ ドライヤーでしっかり乾かす
先にもお伝えした通り、しっかり髪を乾かすことは大切です。でも、乾かしすぎ=オーバードライは禁物。
髪を乾かす時は髪表面からドライヤーの風を当てがちですが、髪が乾きにくい箇所=髪の根元から乾かすようにしましょう。髪をブロッキングしてドライヤーすると簡単です。髪表面を乾かす時も1か所に集中してドライヤーの風が当たらないようにドライヤーの振りながらまんべんなく当てましょう。
④ アイロンでクセ毛を伸ばす
クセ毛さんの中にはストレートアイロンで髪を整えてる方も多いと思いますが、しっかり伸ばしたいと思ってアイロンを高温にして伸ばしていませんか?高温の方がクセが伸びるような気がしますが、高い温度で伸ばすことで髪の毛はダメージを受け、さらに広がりやすい髪の毛になってしまいます。
ネットで調べると180度をお薦めしている記事が多いようですが、140度くらいでも充分という美容師さんもいます。髪のダメージ状態によってもおすすめの温度が異なるので、温度が気になる方は自分だけで判断せず、普段からヘアアイロンを使っている方は日頃髪を切ってもらっている美容師さんにご自身の髪状態を考慮したヘアアイロンのおすすめ温度を聞いてみましょう。
⑤ たくさん梳く(すく)
「クセ毛で広がる髪の量を減らしたらいいんじゃないか!?」と毛量を減らしたい気持ちは分かりますが、やみくもに減らせばいいというものではありません。美容師さんと相談しながら自分にあったヘアスタイルを見つけていきましょう。
最低限!コレだけはやっておきたい対処法
先ほどNG行動をご紹介しましたが、どんなに高級なヘアケアアイテムを使っていてもNG行動をしていては効果がプラマイゼロになってしまうので、最低限あの5つはやらないようにしましょう。そして、その上でクセ毛用のシャンプー・トリートメントを使う、髪を乾かす時のダメージを抑えるためにオイルやミルクをつけて乾かすなどのヘアケアアイテムを上手に活用するのがおすすめです。格段に扱いやすい髪の毛になってくれるはずです。
また、大切なのは自分の髪の毛がダメージによりクセ毛になっているのか、それとも先天的なクセ毛なのか見極めて、それに合うお手入れや対処法を試してみることです。
髪の状態がよく分からない…という方は、ぜひいつもお世話になっている美容師さんにどんどん質問して、どんどんつや髪に近づきましょう!
【監修:毛髪診断士 高橋果内子】
【Writer:Kayo】
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