【前髪分析】前髪であなたの印象を変えるには?
髪型を変えるだけで印象が大きく変わりますよね。特に前髪は作るか作らないか、重さ(量)、分け目の位置を変えるだけでまったく違った印象になります。前髪は顔の中で一番目に止まりやすいパーツなので、人を顔を合わせている間、視線はどうしても前髪に行ってしまいます。なので前髪が第一印象に与える影響は大きいのです。
今回は「前髪のありなし」問題や顔型との関係、分け目によるバランスの取り方についてご紹介します。
「前髪あり」か「前髪なし」かで迷う…
第一印象を大きく左右する前髪。前髪を作るだけで手軽にイメチェンできる反面、自分に似合うかどうかが不安で前髪を作るかどうしようかいつも迷っている…、「今年のトレンドは〇〇バング!」と言われても、その前髪にするかどうかどうしてもすぐに決められない…そんな方も多いのではないでしょうか。
ちょっと専門的なお話ですが「認知心理学」(認識することにかかわる心理的過程を研究する学問)の分野で、人は個人識別のために顔の差を実際より過大評価していることが分かっています。ほんの少しの差を大きな差として認識しているのです。人は顔を目ではなく脳で見ているとも言われています。
ですので、前髪は洋服と同じくらい大事なパーツ。今回の記事を読んで“My ベスト 前髪”を決めましょう!
決まらなければ、顔型×なりたいイメージで判断!
「前髪があるかないかで印象が変わることは分かったけど、私の場合はどうすればいいの?」という方のために、前髪に関して参考にして欲しいポイントをいくつかご紹介します。
判断基準①:顔型
顔型は大きく分けて「丸型さん」「卵型さん」「面長型さん」「逆三角形型さん」「ベース型さん」「ひし型さん」に分けることができます。
「丸型さん」・・・頬やあごがふっくらしている、幼く見られやすい
「卵型さん」・・・バランスの良いシルエット、視覚的に「美しい」と感じられる理想の顔型
「面長型さん」・・・縦長くみえる、年齢よりも大人っぽく見られやすい
「逆三角形型さん」・・・はちが出ていて顎が尖っている、はちがでっぱりやすい
「ベース型さん」・・・エラが張ってる、顔が大きく見えやすい
「ひし型さん」・・・頬骨が横に張っていて、アゴにかけてのラインがシャープ
顔型について顔の幅と頭の長さの比率から考えると、丸みを感じる顔型は幼く可愛らしく、シャープさを感じる顔型は大人っぽく見える傾向があります。ですので、まずは自分の顔型を分析して現在の状態を把握しましょう。
判断基準②:なりたいイメージ
そして、その次に「自分のなりたいイメージ」を考えます。なりたいイメージを「可愛らしいタイプ」と「大人っぽいタイプ」に大きく分け、①で分析した自分の顔型となりたいイメージとのギャップを見ていきます。丸みを帯びた顔立ちで「可愛らしいタイプ」になりたい人、シャープな顔立ちで「大人っぽいタイプ」になりたい人は、さほど前髪のことは気にしなくても良いです。
自分の顔型となりたいイメージが逆の場合は、少し工夫が必要です。丸みを帯びた顔立ちで「大人っぽいタイプ」に見えられたい場合は、前髪を作らずおでこを出すスタイルにした方が凜とした大人っぽいイメージに近づくことができます。逆にシャープな顔立ちで「可愛らしいタイプ」に見られたい場合は、前髪を作っておでこを隠すスタイルにした方が良いです。
判断基準③:小顔に見せたい場合
最近は「似合わせカット」というキーワードもよく見かけますが、美容師さんの言う「似合わせ」の定義はおそらく小顔に見せることかな、と思います。ただ、「似合う」という基準は曖昧で美容師さんのセンスや技術力も関係してくるので、似合うことを考えるよりもまずはなりたいイメージを考えると良いかと思います。
小顔に見せる秘訣は、バランスの良い、視覚的に「美しい」と感じられる理想の顔型=「卵型さん」に見せるようにカットしてもらうことです。前髪のスタイルだけで小顔効果があるかどうかは正直なんとも言えませんが、前髪があって重さ(量)が顔の長さが短くなり、前髪の幅が広い時や髪の長さがあごより短いと顔の横幅が広く強調されますので、全体のバランスを見ながら前髪を作るかどうか考えましょう。
前髪の流す方向、分け目の位置で印象が変わる?!
髪型で受ける印象や見た目が変わることは、学術的にも評価されています。キャラクターの髪型から受ける印象を調査したデータによると、前髪をまっすぐおろすと「思いやりがあって優しそう」、前髪を流すと「社交的」という印象を与えるそうです。また、右分けの女性はフェミニンな印象が、左分けの男性は男らしさが増したとか。
顔型に合う合わないではなく、前髪の長さやデザインによっても印象が変わるというのが面白いですよね。
今回は前髪と顔型との関係について解説しました。これらの要素を知れば、ほんの少しの前髪アレンジでいろいろな自分を楽しめます。メイクをするように前髪のアレンジに挑戦してみてください。昨日と違った自分を発見できると思います。
【監修:毛髪診断士 高橋果内子】
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