高価なトリートメント、値段以上の効果を出すには?

髪のパサつき

髪のパサつきを感じたりツヤ感が欲しいなと感じた時、「トリートメントを新しく買ってみようかな」と考える人も多いと思います。

ひと言で「トリートメント」と言ってもサロンで施術してもらうシステムトリートメントやドラッグストアなどで購入してホームケアとして取り入れるタイプなど、最近ではたくさんの選択肢があります。

サロンだけではなく自宅でのケアに力を入れている人も増えてきたようですが、せっかく高価なトリートメントを買っても、正しく使うことができなければ効果は半減…。

今回は適切な商品の選び方と正しい使い方についてお伝えします。

使い分けが大事

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シャンプーの後に使うアイテムはリンスやコンディショナー、トリートメントやヘアマスクといろいろあります。

では、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?

リンス・・・髪の表面をコーティングしてくれ、なめらかな手触りにしてくれる

コンディショナー・・・内部に栄養を与えつつ、リンスのように表面をコーティングしてくれなめらかな手触りにしてくれる(厳密にいえば違うのですが、リンスとトリートメントの間だと考えると分かりやすいです)

トリートメント・・・内部まで栄養分や保湿成分を浸透させてくれる。傷んだ髪を治すことはできませんが、内部に浸透して補修してくれるのがトリートメントです。

ヘアマスク・・・トリートメントよりもさらにダメージの修復効果がある

これらのアイテムは毎日使うのではなく、週に2〜3回の使用でも充分に効果があります。

トリートメントのNGな使い方

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では、効果的にトリートメントを使うにはどうしたら良いのでしょうか。

適量以上、塗布しない

たくさんつけるほど栄養成分もたくさん入りそうな気がしますが、実はそれは逆効果。毛先にたっぷり塗布するのは良いですが根元部分についてしまうとすすぎ残しの原因になりやすいので多くつけすぎてつければ良いというものではありません。

また、つければつけるほど浸透するわけではありませんので、適切な量使いましょう。

大切なのは組み合わせ

リンス・トリートメント・コンディショナー、どれを使えば良いかという相談をよくいただきますが、最近のアイテムは優秀なのでシャンプーの後、リンス・トリートメント・コンディショナーいずれかを使えばOKです

髪を労わりたくてリンス・トリートメント・コンディショナーを一緒に使いたくなる気持ちも分かりますが、大切なのは適量を正しい順番で使うことなので髪のダメージレベルに合わせて【シャンプー+リンス】【シャンプー+トリートメント】【シャンプー+コンディショナー】いずれかの組み合わせを選ぶようにしましょう。

「どうしても髪表面のきしみが特に気になる」という方はトリートメントをした後にリンスをするのはOK。ただし、つけすぎるとすすぎ残しやすいのですすぎはしっかり行いましょう。

最近では頭皮の汚れを落としやすくするためのシャンプーの前に塗布するエッセンスや髪の修復力と高めるためにシャンプーとトリートメントの間に塗布するエッセンスなども発売されていますので、ダメージがひどい方はもう1アイテムプラスしても良いかもしれません。

トリートメントを使うときのポイント

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ここからは、効果的な使い方についてステップごとにお伝えします。

STEP1:タオルで水分を拭き取る

意外に知られていないのですが、シャンプー後タオルを使って髪の毛の水気を取りのぞくことが大事です。水分が多い状態より水分が少ない状態の方がトリートメント成分が浸透しやすくなります。

STEP2:毛先を中心にトリートメントを塗布

次に髪に付ける位置。トリートメントは内部の補修をしてくれるため、栄養を与えたいところに付けるのが大切。根元の部分は毛先に比べて健康なことが多いので、ベタつきの原因にもなります。毛先を中心につけましょう。

STEP3:櫛でとかす

そして、トリートメントを髪に塗布した後は目の粗い櫛でとかしましょう。こうすることでトリートメントが髪に均等にまんべんなく行き渡ります。

STEP4:髪をねじってトリートメントを押し込む(揉み込む)

これは髪の状態にもよります(ハイダメージの人にはお勧めできません)が、トリートメントを髪全体に塗布し終わったら、毛先をねじるようにしたり、揉み込むようにするとトリートメントがさらに浸透すると言われています(ヘアサロンでも美容師さんが髪の毛にトリートメントをもみこんでいるのを見たことがあると思います)。

単に時間を置くだけよりも揉み込むのは効果的ですので、ぜひ試してみてくださいね。

STEP5:時間を置く

トリートメントを塗布してからすすぐまでの時間は商品ごとに異なりますので、商品の説明書きをよく読んでその指示に従ってください。商品ごとに効果的な浸透時間をきちんと計算していますので、自己流よりブランドさんからの提案通りにやってみましょう。

浸透させる間は髪をタオルで包んだり、ヘアキャップ(ビニールの帽子)などをかぶると浸透力がさらにアップします。

最後はしっかりと流しましょう。中途半端に流すのはベタつきや頭皮かぶれの原因にもなります。

髪の毛のケアに正しいトリートメントを取り入れよう

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ここまでトリートメントの効果、トリートメントの正しい使い方について説明しました。

「髪は死んだ細胞」と言われ、完全に元の綺麗な状態に戻すことはできませんが、日々のケアでツヤを取り戻すことはできます。毎日コツコツセルフケアをして、つや髪を手に入れましょう!

【監修:毛髪診断士 高橋果内子】

【Writer:Kayo】

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